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■ホッとひと息 ココロの自然散歩 (担当:畑 聡美)
自然の中をあるいていると、忙しい日常から離れ、おだやかな気持ちになります。悩み事が小さいことのように感じたり、抱えている問題の解決策がふっと浮かんだり、楽しいアイディアがひらめいたりもします。このコラムでは、みなさんと一緒に自然散策をするように、ココロを元気にするヒントや、自然の魅力についてお伝えしていきます。
春のメンテナンス
畑で花が咲いてしまった菜の花を、部屋に飾っています。朝晩、なんともいえない濃厚な香り、春の香りです。春分もすぎて、陽射しも春のエネルギーに満ちているようです。
みなさん、どんな春をおすごしですか。
この季節、年度末でいろいろな行事があったり、仕事の変わり目であったり、バタバタと過ごされている方も多いのではないでしょうか。気候的にも変化の季節、春の気配にわくわくする一方、心身のバランスを崩しやすい時期でもあります。
この時期、心身のバランスを整えるのに、まず大切で有効なのが、睡眠です。基本中の基本なのですが、その基本の効果が絶大なのです。
わたし自身も、このところ、年度末のバタバタが続いており、お腹をこわしたり、疲れを次の日に持ち越したり、どうもすっきりしない日々を送っていたのですが、たった2日間睡眠をしっかりとることに専念しただけで、随分回復し、睡眠の威力をあらためて実感しているところです。
睡眠はたっぷりとるだけでなく、自然治癒力が働きやすい10時から12時の間になるだけたくさん眠っておくことが大切です。眠る1時間くらい前から、頭のスイッチをきって、お風呂に入ったり、ストレッチをしたり、のびやあくびを身体にまかせて連発したり、創作ぐにゃぐにゃダンスをしてみたり…身体の感覚に意識が向くようなことをしておくのがポイントです。身体をゆるゆるにした状態で布団につくのです。
どうも、調子がすっきりしないなあ…という方、その眠り方を少なくとも2日間続けてみてください。3日目には効果を感じられているはずです。
もうひとつ、心身のバランスを崩しやすいこの時期に、おすすめなのが、やはり、笑うこと、あそび心を持つことでしょうか。
大人になると、“あそぶ”ということに、マイナスイメージをもつことが多いようですが、子どものごっこ遊びでもわかるように、遊びには、創造力を活性化させたり、リラックスさせたり、気持ちを解放させたり、さまざまな効果があるといわれているのです。
子どもの頃の自由な気持ちをおもいだして、人を笑わせてみたり、おどろかせてみたり、なにか自分以外のものになりきってみたり、面白いと思うことを自分で考えて遊んでみると、心に余裕が生まれて、全身が気持ちよくなっているはずです。
気持ちのいい笑いとともによい春を迎えましょう。
◇ 著者プロフィール ◇
畑 聡美(ハタ サトミ)
臨床心理士。(株)ライフキャリアサポート チーフカウンセラー。教育センターの相談員やスクールカウンセラーなど、主に教育分野での活動を中心に、臨床経験10年、5000時間以上のカウンセリング経験を有する。確かな臨床経験に裏打ちされたカウンセリング技術と、持ち前のほんわかした楽しい人柄で、多くの相談者の方々から支持されている。
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みえないものを大切にする
2012年が始まりました。みなさん、新年いかがお過ごしですか?
新年というにはもう遅いですって?いやいや、旧暦では1月23日が元旦でしたので、旧暦バージョンでご挨拶をさせていただきました。
わたしは、毎年年末年始は、大掃除やら帰省やら何かとバタバタして、なかなか心静かに過ごす時間をもてないので、旧暦の新年にあわせて、新年に思いを馳せ、目標をたてる時間を持つようにしています。
今年は、『みえないものを大切にする』というのをテーマのひとつに決めました。
そう思うようになったきっかけは、年明けのヨガの教室でヨガの先生がおっしゃった言葉です。
その日は、通常のヨガクラスではなく、キールタンのワークショップの日でした。キールタンというのは、インドの神様やヨガの師の名前を繰り返しみんなでうたうものです。インド版の賛美歌のような感じで、みんなで輪になって声をあわせてうたうと、とても楽しく、自然に笑いがこぼれ、うきうきしてきます。うまいへたは関係なく、とにかくみんなで気持ちをオープンにして声をあわせるのです。のってくると、手拍子や鈴などの鳴り物をならしたりして、場が盛り上がります。そのキールタンも、大切なヨガの修行のひとつなのだと、先生はいいます。
「こうやって歌うことは、眼に見えて何か現実に変化をおこすわけでも、生産性があることでもないように感じられますけれど、必ず確実に現実の世界にみえる変化を起こしますよ。うたうこととか、祈ること、大切な人のことを思うこと、みえないことほどパワフルなものはありません。」
というようなことを先生はおっしゃいました。
はっとしました。それは、みえる結果ではなくプロセスを大切にすることにつながるのではないか。
例えば、わたしは、忙しくなるとついつい、日々の料理が面倒くさいなあ…と思ってしまいます。出来上がりさえすればいいわ、という気持ちで、焦って手をうごかして料理を作ります。そうやって作った料理は、食べるときもなんとなく焦った気持ちで食べてしまい、あまり食べた気がしません。
みえないものを大切に…と思いながら、料理を作るときは、材料の野菜のひとつひとつの顔が違うように思え、「命をいただきます」という気持ちで野菜に包丁をいれます。味付けをするときに、おいしくなるように、心をこめて、愛のスパイス?(ちょっと照れくさい言葉ですが…)をいれるような想像をしたりします。そうやって料理をしていると、楽しいし、ゆったりとした気持ちになてきます。そして、不思議とおいしくできるのです。
例えば、わたしは、お仕事で相談室を使います。組織に出向くことも多く、曜日によって違う相談室を使うことになります。出勤してドアをあけるときに、まず、その日に使わせていただく相談室に挨拶をします。「今日も一日よろしくお願いします」と。部屋に挨拶するなんて…と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、挨拶した日はしない日と比べて、安心感をもって落ち着いて仕事ができるような気がするのです。
プロセスに心をこめているかどうか、ということは、外から目にはみえませんが、自分の心持ちはずいぶんと変わってきます。自分の心持ちが変われば、自分の行動も変わる。それは、生活全体の大きな変化につながっていくのではないだろうかと思います。
そういうことを積み重ねていくと、確かに“現実世界にみえる変化がおこる”ように思います。
『みえないことを大切にする』
だから、これが、わたしの今年のテーマのひとつになりました。
みえないプロセスひとつひとつに心をこめて、楽しんでいこうと思います。そうできるように工夫します。そして、プロセスに心をこめられないくらい焦って急がないとできないこと、無理しないとできないことは、やめていこうと思うのです。
一度きりの人生、欲張らず、自分が楽しんで大切にできることを大切に生きていけたらいいなあ…と思う新年です。
◇ 著者プロフィール ◇
畑 聡美(ハタ サトミ)
臨床心理士。(株)ライフキャリアサポート チーフカウンセラー。教育センターの相談員やスクールカウンセラーなど、主に教育分野での活動を中心に、臨床経験10年、5000時間以上のカウンセリング経験を有する。確かな臨床経験に裏打ちされたカウンセリング技術と、持ち前のほんわかした楽しい人柄で、多くの相談者の方々から支持されている。
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雲の上には必ず太陽が輝いている
先日、飛行機に乗る機会がありました。
それはそれは、激しい土砂降りの日で、自宅から最寄り駅まで歩く10分くらいの間に、靴がずぶぬれになりました。
それなのに、駅についてから、お財布を忘れたことに気がつき、また雨の中、大荷物を持って自宅まで走って引き返す羽目になりました。靴も服もさらにぐしょぐしょになり、裾が絞れるくらいです。
なんとか駅に戻って電車に飛び乗ると、今度は電車が遅れていて、乗り継ぐ予定だった空港リムジンバスに間に合いそうにありません。お財布を忘れなければ、余裕のある電車に乗れたのに!!悔しい思いと焦る気持ちが同時に湧いてきます。
仕方がないので、新大阪からタクシーに飛び乗って空港まで走ってもらい、なんとか飛行機に間に合う時間に到着できました。ほっと一安心したと思ったら、今度は、飛行機が悪天候のため1時間半も遅延しているというのです。ああ、それがわかっていたら、タクシーで飛ばさなくてもよかったのに…。
外は土砂降り、服や靴もずぶぬれ。朝から走ったり焦ったり、財布を忘れた自分に腹がたつやら情けないやら…気持ちも身体ももうぐったりです。
遅れてきた飛行機に乗り込むと、天候が悪く、ひどく揺れます。だんだん大阪の街が小さくなり、雲に入ります。窓の外は分厚い雲の中で真っ白。上下の揺れにお尻の穴が縮こまるような思いをしながら、飛行機は上昇していきます。
しばらくすると、突然ぱぁーっと光がさしました。あの分厚い雲をぬけたのです。揺れもおさまり安定飛行に入りました。
窓の外の空は深く澄みきったブルー。太陽が燦々と輝いて、下の雲海を照らします。南極の雪原のような雲海。遠くから犬ぞりが走ってくるのではないかと、思えるような光景です。
そうでした。
どんな時も、雲の上には太陽が輝いているのでした。暗い雲の下にいたら、太陽があることすら忘れてどんよりした気持ちになっていましたが、どんなに分厚い雲の上にも必ず太陽は輝いているのです。
朝から、バタバタと消耗していたことがちっぽけに感じられ、重い気持ちがすーっと晴れていくようでした。
落ち込んだり悩んだりしている時には、自分を客観的に眺めるといい、とよく言われます。
今回の飛行機の体験は、まさにリアルな客観視だったのではないかなあ…と思いました。
例えば、今ここに自分がいます。少し離れて自分をながめてみると、どんな気持ちでしょうか?どんな表情でいますか?
もう少し離れて上からみてみると、その自分は、(例えば)大阪にいます。さらに上昇して、関西にいます。さらに上から眺めると、自分は日本にいて、地球にいます。
地球には、海があり、陸があり、雲に覆われているところも、晴れているところもあります。そして、太陽はいつも輝いて、地球を照らしているのです。
カウンセリングの作業も同じです。今は雲に隠れて見えなくても、その雲の上には必ず太陽は輝いています。それを信じながら、相談に来られた方とお会いしています。どんなに困難な状況に思えても、必ず晴れる日がやってくるのです。
きょうは、空をながめながら、広い宇宙に思いをめぐらせてみるのもいいかもしれません。
◇ 著者プロフィール ◇
畑 聡美(ハタ サトミ)
臨床心理士。(株)ライフキャリアサポート チーフカウンセラー。教育センターの相談員やスクールカウンセラーなど、主に教育分野での活動を中心に、臨床経験10年、5000時間以上のカウンセリング経験を有する。確かな臨床経験に裏打ちされたカウンセリング技術と、持ち前のほんわかした楽しい人柄で、多くの相談者の方々から支持されている。
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大きな絵を描く
みなさまこんにちは。すこしずつ秋の気配が近づいて参りましたね。
先日の台風12号は、痛々しい爪痕を残して行きました。今年は、地震や津波、台風と、自然の破壊力の大きさを目の当たりにすることが多く、自然に対する畏怖の念を感じずにはいられません。被災したみなさま、関係者のみなさま、どうか一日も早く平穏な生活を送れるようになりますように、お祈りいたします。
大阪は、台風の影響は小さく、ちょっと風雨が強いくらいでしたが、古い我が家は、しっかり雨漏りしました。バケツにぽたぽたと水が落ちる音を聴きながら眠る夜もなかなかよい思い出になりそうです。
この家を借りる時に、大家さんには「もう古い家だから、壁に色をぬったり、壁紙を貼ったり、自由に手を加えてもいいよー」といわれていました。古い家なので、今回のように雨漏りなどで大変なこともありますが、一方、自由に手を加えることができるのが魅力です。
台風が過ぎた後の気持ちよい秋空の日に、ふと、「お風呂の壁に山の絵を描こう!」と思いたちました。山を眺めながらお風呂に入るなんて、なんと楽しいことでしょう。
早速アクリル絵の具を買ってきて、お風呂の壁に向かいます。
失敗したら、上からまた塗ればいいことだし、思いっきり自由な気持ちで、茶色の窓枠と、その中に雪をかぶった富士山のような山を描きました。その左上には、太陽も描きました。
朝陽でしょうか、夕陽でしょうか。眺める時の気分によって自由に想像できるのが楽しいものです。
大きな絵を描くのはとても気持ちがいいもので、調子にのってきたわたしは、窓枠のまわりに植物も描こうと思いつきました。お風呂に入りながら、ジャングルの気分になるのも面白そうです。
オレンジやピンクのお花、青々とした葉っぱ…、想像の植物を思いつくままに描きます。
絵の具の色を自由に混ぜ、太い筆や刷毛を使って、のびのびと描く作業…。お昼ごはんを食べるのも忘れ、夢中になって描いていました。
描いた絵を眺めてみると、なかなか、満足な出来です。家族にも見てもらうと「なかなかええやんか」と気に入ってもらえたようで、ほっとしました。
カラダは心地よく疲れ、気持ちはすっきりと、満足感でいっぱいです。
そこで、思いだしたのが、夏休みの小学生たちのことです。
毎年、夏休みになると、地域の小学生対象に、アートセラピーのワークショップのお仕事をさせていただいています。
アートセラピーでは、作品を創ったり、身体を動かしたり、自由な表現を通して、創造性やコミュニケーション力が刺激されたり、自己受容・自己洞察が進んだり、カタルシス効果があったり、などなど、さまざまな効果があるといわれています。
せっかくの機会なので、家ではできないことを体験してもらいたいと思い、毎年、身体が入るような大きな段ボールを使ったり、模造紙に等身大の絵をかいたり…とダイナミックな企画を考えます。
普段やらない作業を前にすると、最初は、何を作ろうか?何を描こうか?と、戸惑っている子どもたちも、少しずつ夢中になって、作り始めます。作っている時の集中力、真剣な表情、できあがった時のわくわくした顔、満足げな顔、うれしそうな顔。
それぞれの子どもたちがもともと持っている、のびのびとした力が発揮されているのを感じて、うれしくなります。
お風呂の絵を描いた時に、ふと、大人も同じだ。と思ったのです。
のびのびと自由に表現することを体験すると、自分の中心から自然と力がわいてくるように感じます。自分に対する信頼感や安心感のような気持ちも生まれます。
普段、子どものように自由に遊ぶ機会が少ない大人の方が、むしろ、そのような時間が必要なのかもしれません。
お風呂の壁に絵を描く…とまではいかなくても、いらない段ボールの切れ端や、カレンダーの裏などに、自由にクレヨンで落書きをするのもよさそうです。
アートセラピーでは、左手(利き手ではない方の手)で好きな色のクレヨンを持って、手が動くまま、めちゃくちゃに線を描いたり、色を塗ったりする、という手法があります。
普段、仕事をしている人は、左脳を使うことが多いと言われていますが、左手を使って自由に色をぬることによって、右脳が活性化されて、ストレスの解消にもなります。
芸術の秋です。今度の休日には、大きな絵を自由に描いてみるのはいかがでしょうか?
◇ 著者プロフィール ◇
畑 聡美(ハタ サトミ)
臨床心理士。(株)ライフキャリアサポート チーフカウンセラー。教育センターの相談員やスクールカウンセラーなど、主に教育分野での活動を中心に、臨床経験10年、5000時間以上のカウンセリング経験を有する。確かな臨床経験に裏打ちされたカウンセリング技術と、持ち前のほんわかした楽しい人柄で、多くの相談者の方々から支持されている。
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自然の中をあるいていると、忙しい日常から離れ、おだやかな気持ちになります。悩み事が小さいことのように感じたり、抱えている問題の解決策がふっと浮かんだり、楽しいアイディアがひらめいたりもします。このコラムでは、みなさんと一緒に自然散策をするように、ココロを元気にするヒントや、自然の魅力についてお伝えしていきます。
子ども時代の宝物を探す
高校野球や花火大会、夏の真っただ中です!
みなさんは子どもの頃の夏休み、何をして遊んでいましたか?
先日、田舎の実家に帰ると、小学生の甥や姪たちは夏休み。「蝉とりしようよう!」とせがまれて、子どもたちと一緒に蝉とりにでかけました。
わたしも、小学校の頃は蝉とりが大好きでした。蝉とりに夢中になり、夏休みの登校日に学校に行くのをすっかり忘れてしまったくらいです。
わたしが小学生の頃は、ほとんどがアブラゼミでしたが、今はニイニイゼミが主流のようです。茶色くて大きなアブラゼミと比べて、ニイニイゼミはひとまわりほど小さく、透明の羽根の上品な蝉です。
虫とりに慣れている甥っ子は、流石に蝉をみつけるのが上手です。鳴かずに静かに木に同化していた蝉も、目ざとくみつけて網でとります。つかまえては、小さな籠の中に、じいじいなく蝉を、うれしそうに入れていきます。
木の高いところに蝉をみつけたようです。甥っ子は届かなかったようで、「さとちゃん(わたしのこと)なら届くよ!」とわたしに網を渡してきました。
確かに、わたしの身長で丁度届くところに、ニイニイゼミはいました。網をもって蝉とりをするのは何十年ぶりでしょうか…?息をころして、そぉっと蝉に網を近づけます。全身に緊張感がやってきます。ぎりぎりのところまで近付けて、ぱっといっきに網をかぶせます。網の中で蝉がばたばたと暴れるのを確認して、そのまま勢いよく網を地面に下ろします!
やった!つかまえることができました!地面の網の中でバタバタニイニイ暴れる蝉。甥っ子が網に手をいれようとするのを、「わたしの獲物はわたしがつかむ!」とばかりに押しのけて、手でつかんで籠にいれます。
この瞬間、わたしのカラダはすっかり子ども時代の感覚を思い出し、気分まで小学生になっていました。甥っ子はクラスの男子。姪っ子は友だちの女子。
それから夢中になって、子どもたちと一緒に蝉をとったり、トノサマ蛙をとったり、カナブンをとったり…。ふと、自分のカラダが大人だということに気がついてぎょっとしたくらいです。ずっと忘れていた感覚を、久しぶりに思い出していました。
その後、大阪に帰ってからも、蝉とりの時の感覚を思い出すと、ぱあっと気持ちが明るくなり、わくわく感が広がるようになりました。わたしにとって、蝉とりをした子どもの頃の夏イメージは、とても大切で幸せなものだったのです。その思い出の中には、わたし自身のエネルギーになるような要素がつまっていました。安心感、自由さ、わくわく感、好奇心、自然、達成感…。その感覚は、大人になった今の自分にとても力になる要素です。
子どもの頃、夢中になった遊びはなんでしょうか?泳ぐこと?鬼ごっこ?読書?球技?…思いだしてみてください。
子どもの頃夢中になったものには、今の自分にとっても大切な感覚がつまっているはずです。自分にとって、大切なものは何でしょうか?友だちと一緒に何かをすること?カラダを動かすこと?頭をつかうこと?達成感があること?
もしかすると、今の仕事や趣味と通じる要素が入っているかもしれません。
たとえ、辛い思い出の多い時期があったとしても、その中にも宝物がみつかります。「あの時期があったからこそ、得られたものがある。今の自分がいる」…という風に感じられることもあるはずです。
夏の休日、子どもの頃を思い出してみませんか?そして、可能ならば、身体も使って遊みませんか?そこには、きっと今の自分にとっても宝物になる発見があるはずです。
◇ 著者プロフィール ◇
畑 聡美(ハタ サトミ)
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